ロビイングのお手本企業「LUUP」が45億円の調達を発表しました。
23年7月から法改正が入り、電動キックボードの法律的な縛りが緩和されることに合わせた調達のようです。
LUUPの45億円調達に合わせた投資家は下記のとおり。フォローオン投資家も多数。
下記企業が投資を行ったとのこと。
■既存投資家
・ANRI
・SMBCベンチャーキャピタル
・Spiral Capital
・ゼンリンフューチャーパートナーズ
・千葉道場ファンド
・三菱UFJキャピタル
・森トラスト
■新規投資家
・31VENTURES Global Innovation Fund 2号
・GMOインターネットグループ
・i-nest capital
・SMBC日興証券
・グリーンコインベスト
・千島土地
・三菱UFJ信託銀行
・他1社
フォローオンも多くて素晴らしいですね。一方で中国や海外でも電動キックボードはサチってきた印象があり、日本で伸び続けるのかは不明瞭。
どういう構想なのかは気になります。法律変えたのはマジで凄いですよね。と今回も「いいぞ!LUUP!」みたいな意見が飛び交うと思っていた矢先、PIVOTの佐々木さんの辛辣ツイートをきっかけに色々なところから鬱憤や危険性が吐露されています。
PIVOT佐々木さん「電動キックボードを必要だと思っている人はどのくらいいるの?」
話題となっているPIVOT佐々木さんのツイートがこちら。
日本の街に電動キックボードが必要だと思っている人がどれだけいるのでしょうか? ライドシェアを急いだ方が、日本のためになるはず。
電動キックボードのLuup、貸出拠点1万カ所 法改正機に – 日本経済新聞 https://t.co/WYFeno0FGy
— 佐々木紀彦@PIVOT ビジネス映像メディア (@norihiko_sasaki) April 25, 2023
これはまさに、というか、みんな思っていたことではありますよね。
いくらロビイングがうまい、といっても、「それって政府の優先事項なの?」と言う意見です。
このツイートに著名人が続きました。
車運転する側からすると電動キックボード>UBER EATS配達員>ロードバイクな順に危ない。僕もロードバイク乗ってたけど当時の自民党谷垣総裁が転倒事故起こしてそのまま政界引退したニュースを見て乗るのやめた。クルマ入れないorタクシーが無いエリアならまだしも東京の街にはライドシェアの方がいい https://t.co/dRuefhlEuK
— 明石ガクト #動画大全 発売中 (@gakuto_akashi) April 25, 2023
まさに。日本のごちゃごちゃした道路でちょこちょこ走ってるの危なくて仕方ない https://t.co/lOSZsylwXP
— 箕輪厚介 (@minowanowa) April 25, 2023
Luupのキックボード乗ったけどめっちゃ怖いよね。いつも自転車の方乗っちゃう。自転車増やして欲しい。 https://t.co/q1ISFnFfcI
— Yoshiki Kojima / chot Inc. (@yoshikikoji) April 25, 2023
本当にそうで、特に地方交通は壊滅的でから、地方だけでもライドシェアを実現してほしい。 https://t.co/9vB4AtQorO
— 工藤慎一|ecbo 代表 (@conansite) April 25, 2023
LUUPは以前の社長インタビューなど見ると、キックボードが最適解とは考えておらず、マイクロモビリティを広げるために海外で事例のある電動キックボードから参入した、って話だったかと思うのですが…
結局電動キックボードを制緩和して増やすのが手段なら理解は得られなさそうな気がしちゃいます。
— ベギラマくん (@cogitopp) April 25, 2023
2015年のサービスインからシェアサイを常に愛用してるマイクロモビリティガチユーザーとして、残念ながらLUUPは特殊原付免許不要になってもドコモのシェアサイに何一つ勝ち目がないんよね。
・乗り出しで返却場所指定が必要
・ポートが民間でしょぼい
・運転は座れないし安定しない
・荷物が運べない…— 哲戸(´・_・`)次郎 (@pp_GIRAUD) April 25, 2023
まさに辛辣。実名の方が「思っていたこと」を発信されたことで、追随するツイートが増えております。若い世代が政策に介入していく必要はあると思っていますが、佐々木さんの指摘は仰る通りですよね。
スタートアップ界隈と言えど、おかしいと思ったことは言及する、この流れはもっと来てほしい。そして、危険に感じる機会も多い電動キックボードの行く末はどうなるのか。
今後の動向に期待です。