メルカリの株主総会で踏み込んだ質問が続出。田端信太郎氏の影響で株主総アクティビスト時代の風が吹く。

本記事におけるBGM「John Lenon – Power to the People」

先日行われたメルカリ株主総会、なんと個人アクティビストの田端信太郎氏が実況中継。感動の展開となったようです。

こちらの実況は副音声形式だったのですが、細かいフォローで出席していない方も状況が分かるくらいに面白い配信でした。
このメルカリ株主総会の質疑が昨年と比較しても、かなり踏み込んだ質問が多い状況だったようです。

引用:Youtubeコメント欄より

田端信太郎氏が切り開いた「個人アクティビスト×SNS」という新ジャンル。
株主総アクティビスト時代の到来したのかもしれません。

メルカリ株主総会、昨年・一昨年は「ユーザーさん」からの質問が多めだった

メルカリ株主総会での質疑応答。質疑応答はランダムとなっており、残念ながら田端さんの質問は選ばれませんでした。ところが、田端さんが質問しようとしていた内容がほとんど他の株主から質問されるという状況に。

「なんか質疑応答のレベル高くないですか?」などチャット欄でも盛り上がりました。

質問の内容としては田端さんが執拗に突っ込んでいる「CEOによる証券担保ローン」や「USの事業責任の明確化」「鹿島アントラーズの責任」など、深堀りした質問が多かった印象です。

比較対象として、下記が昨年の質疑応答の一部です。確かに毛色が違うような感じがしますね。

田端信太郎氏のメルカリに対する発信、賛否両論あります。
メルカリ側はSNS上で個人を揶揄するような投稿は辞めてほしいと声明を発表。
恐らくT端氏に対する声明だとも言われています。

一方、田端氏側も株主側の権利として、取締役会議事録の閲覧を東京地裁に申立。閲覧の許可がでたもののメルカリ側は控訴しているようです。

株主にも関わらず取締役会議事録すら読めない異様な状況となっています。

日本の株式市場において、今まで半ば傍観者的だった「株主」という存在。
田端信太郎という存在の登場によって、質疑応答の質まで一変する状況になっています。

このムーブメントを発端とし、株主総アクティビスト時代の幕開けとなるのか。
メルカリ株に注目が集まります。

補足:田端信太郎氏のアクティビスト活動以降、メルカリ株は上昇を続けています。
下記の記事執筆時点で2408円。9月26日現在の株価は2609円。

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