今月から紹介しているブリーチに関する続報です。
記事公開後に削除されたはずの記事が復活、さらに運営者情報が隠蔽される修正が入っておりました。
・上場承認の株式会社ブリーチ、「定期D2Cのアドアフィリエイター集団」だった。過激化するWEB広告の実態に迫る。
・【続報】東証の「上場審査」ザルだったか。IPOの株式会社ブリーチ、記事LPを全削除。オプチャでの削除合戦へと発展。
恐らくブリーチ運営のものと思われるMetaアカウントも見つけられましたので併せてご紹介します。
編集部、Facebook広告で「ブリーチ」運用のものと思われる記事LPを発見する
引き続きアドアフィについて調査をしていたところ、ブリーチが運営していたLPと同じドメインの広告を発見。
運営者情報は「明治薬品」となっており、メーカーが運営元となっておりました。
これは..と思い、6月3日の記事配信後に削除されたLPを確認してみたところ、記事の復活を確認。
こちらの復活記事LPの差分を確認していきます。
ブリーチが運用していたファーマフーズ「ラクトロン」の広告記事が復活。差分を見てみた
何故か復活したブリーチのLP記事、差分を見ていきましょう。
【差分その1】トップバナーの強い表現の修正
差分その1はページトップバナーの強め表現が変更されておりました。
「奇跡の」を「まるで」と曖昧な表現に変更など。
さらに自宅で人生激変という強い表現も消えていますね。
【差分その2】各種文言の修正と効能箇所の明示
文言で大きく変更が入っておりました。「お腹」と表現していたものは全て「胃腸」に変更。
こちらの変更は恐らく薬機法関係を考慮したものと思われます。
あと6月3日のLPでは「健康的な食事をしなくても」という表現が含まれていましたがカットしています。
他にも差分が多数あるので、アーカイブは記事末尾に貼っておきます。
【差分その3】運営者情報を隠蔽
これが最も大きい変更点です。運営者情報をタップすると「ブリーチ」の表記だったのですが、遷移先を明治薬品に変更し、運営元を隠蔽されたようです。
恐らく変更にはファーマフーズも関わっていると思われますので、何か理由があれば知りたいですね。
ブリーチは7月5日に上場予定。Twitterでも異様な表現を指摘される。
このLPを運営しているブリーチは7月5日に上場予定です。つい先日もTwitterで同商品のLPがバズっていました。
消費者バカにされすぎやろ。ここまで堂々と効果効能がないことを明らかにしてんのに、それでもこの広告見て買ってくれると思われてんのよ?
「1ヶ月で空っぽ」→1ヶ月分の錠剤が1ヶ月でなくなることです。便とは関係ない
「出過ぎる」→この錠剤がアホに買われまくってるという意味です。便とは(略 pic.twitter.com/flnGPaeirz
— 𝒏𝒂𝒌𝒂𝒎𝒖𝒌𝒂𝒆 (@komukaepapa) June 23, 2023
この言葉遊びのような卑怯な手法でコンバージョンを高めるような商法、決して健全とは思えません。ブリーチはこのまま上場するとは思いますが、いやはや….
最後にブリーチ運用のものと思われるFacebook広告アカウントも発掘したのでご紹介しておきます。はぐくみプラスの商材などはかなり攻めている印象ですね…
本記事の続報はこちら
【続・続報】7月5日上場予定のブリーチ(9162)、またしても「記事削除」。時系列整理と東証の報告窓口について
【参考リンク】
・ブリーチ運用のものと思われるMeta広告ライブラリ
【LP記事のBefore/after】
・【Before】6月3日時点のLP画面
・【After】6月25日時点のLP画面
【過去記事】
・上場承認の株式会社ブリーチ、「定期D2Cのアドアフィリエイター集団」だった。過激化するWEB広告の実態に迫る。
・【続報】東証の「上場審査」ザルだったか。IPOの株式会社ブリーチ、記事LPを全削除。オプチャでの削除合戦へと発展。