メルカリ(4385)で急速に黒字化が進んでいます。2Q連続で20億円超えの営利を達成。
この黒字化の背景には22年1月に行われた役員配置変え以降のコスト見直しが寄与した可能性が高く、時系列でおさらいしてみます。このタイミングでメルカリジャパン代表として選任された元グリーCFOの青柳氏、就任以降の数字を振り返ってみましょう。
FY23.6の決算は20億円の黒字化。売上も伸ばしつつ2Q連続で20億超えの営利を達成。元グリーCFO、青柳氏就任以降に急速に進んだ黒字化。
メルカリの最新決算がこちらです。四半期連続で20億円超えの営業黒字を達成しています。
推移で見ると黒字化が急速に進んでいることがわかりますね。
先程紹介した青柳直樹氏が就任したタイミングを上記の図に加えてみるとこのようになります。
22年1月に青柳直樹氏が就任以降に急速な黒字転換が進んでいる事がわかります。
急速な黒字化の背景に、青柳直樹氏就任後の「広告宣伝費」の適正化が鍵だったか
この急速な黒字化の背景には、広告宣伝費の適正化があるようです。
青柳氏就任後の広告宣伝費率の比較がこちら。
今まで:24-34%
就任後:16-20%
10%以上も宣伝費を落としつつ、売上の維持に成功したことが黒字化の鍵のようです。
そして驚きなのがMAUも維持させているという点です。
広告宣伝比率を抑制しつつMAUは上昇。何故?
広告宣伝費が落ちればMAUも落ちると思いがちなんですが、メルカリのMAU推移がこちら。
見たところ「招待キャンペーン」による施策によって新規の維持が出来ているようです。
しっかりとMAUは維持させつつ、コストは適正化し、黒字体質にできているようです。驚きですね。
どの程度、青柳さんの貢献かは不明ですが、役員変更のタイミングでしっかりとここまで黒字を維持・伸ばしているのは凄いですよね。メルカリ決算レポートでした。資料全文は下記より御覧ください。