先日、日本経済新聞の「スタートアップ欄」の終了が発表されました。
【速報】日本経済新聞、「スタートアップ面」終了。
スタートアップメディアの終了が相次いでいます。昨年末にはダイヤモンド社のスタートアップメディア「ダイヤモンド・シグナル」も終了していました。https://t.co/mOj4lBcQuB https://t.co/Y8jTxUtoiL pic.twitter.com/prX0wYRv3A
— SUAN / スタートアップメディア🎈 (@suan_news) March 27, 2024
担当されていた仲居記者の発表と、複数の惜しむ声
担当されていた仲居記者からのPost、引き続きスタートアップ報道は辞めないとのこと。
名残惜しい気持ちでいっぱいです。
スタートアップ報道の火は絶やさず、しっかりと続けて参ります。「スタートアップ面」は今回で終わります。:日本経済新聞 https://t.co/64CrVmZMBH
— 仲井成志 | NIKKEI (@NarushiNakai) March 27, 2024
仲居記者のリプ欄や引用RTには惜しむ声で溢れておりました。
日経新聞が陰ながらに支えていたスタートアップ。その報道が資金調達や提携に結びついた事例も少なくないのではないでしょうか。
スタートアップメディアにおいては昨年末にダイヤモンド社のDIAMOND SIGNALも終了しており、スタートアップ特化型報道の難しさが改めて明らかになりつつあります。
今回の「スタートアップ欄」の終了に伴い、スタートアップを支えてきたANRIさんからもコメントが発表されています。
ANRI「ポジティブな紙面改変であれば、背景を説明してほしい」
ANRIから「スタートアップ欄の紙面変更がポジティブな変更なのであれば説明を求める」と伝えたとコメントがありました。
日経で情熱を持って取材頂いてる皆様に本件で伝えさせてもらったのは二つ
総論としてポジティブな紙面改変なのであれば、背景を記事内で説明してほしい
日経掲載による創業期スタートアップの与信効果は皆さんが考えてる以上に大きく創業気の心の支えになっているので絶やさないでほしい… https://t.co/lzMwcObomy— 佐俣アンリ (@Anrit) March 29, 2024
こちらのPostについて田端信太郎氏含む、数名からの反応があったので取り上げさせて頂きます。
日経新聞はスタートアップの与信効果を高めるために報道しているわけではない。スタートアップ面に負の側面があったからなくなったと想像しています。記者は取材される側の下心やああしてくれこうしてくれを最も嫌う人たち。PRの仕事をしてるのでアンリさんのおっしゃりたいことはめちゃ分かるけど。 https://t.co/QGBoIpgxgk
— ヤムラ|ライター13年|PR22年|法人8期目 (@omn_writers) March 29, 2024
「ポジティブな改変かどうか」は誰目線で見るかによって異なるでしょう。日経から見ればレピュテーションリスクを抱える割に大して跳ねない企画を無くせたという意味ではポジティブな改変だろうし、企画のおかげで実態以上に下駄履かせてもらっていたスタートアップにとってはネガティブな改変だろうし
— RK (@kawauchi_co) March 29, 2024
「せっかくの企画をいただいていたのにPVに貢献するようなニュースバリューをコンスタントに提供できなくて悔しい、申し訳ない!」と言うならともかく、今までの感謝1つなく「背景を記事内で説明してほしい」と迫るのは側から見ると傲慢な姿に映る
— RK (@kawauchi_co) March 29, 2024
元々善意で応援していたのに、事情があってそれをやめざるをえなくなったら「なんでやめるんですか!」と感謝を忘れ応援される事が当たり前のように思ってしまうのはややチャイルディッシュではなかろうか。「◯◯してほしい」と要望する前に「今までありがとうございました」があるべきではなかろうか
— RK (@kawauchi_co) March 29, 2024
これわかりみが過ぎるなぁ…
紙面構成の内容のバリューと共に、記者への負担の増加。つまり必要以上な猛烈プッシュがあったのではないかと想像してしまいます(あくまで想像)。
これで貴重な取材活動に影響出たら本末転倒(あくまで想像)— はやsan@広報PRマーケ👔 (@hayasan_jp) March 29, 2024
スタートアップにとってローンチ初期の日経報道はレピュテーションを支える上でも心強い支えとなっていました。その一報で、日経新聞のいわば「与信」を利用し、疑義のあるビジネスを行う企業も現れているのは事実です。
メディアを運営するにおいて、表面的なヒアリングのみでは「虚業」か「実業」か見極められない中で、信用を与えてもよいのかという議論は常々つきまといます。
報道や広告を取り扱う側の原則として、媒体を経由して被害者を出さないというのは大前提にあるべきで、今回の終了についてはリスクを下げるという意味では致し方ない判断なのかもしれません。
日経新聞「スタートアップ欄」を惜しむ声と感謝の声まとめ
日経新聞のスタートアップ報道は次のステージに移行していくようです。以下、惜しむ声まとめ。ここまで惜しまれる終了も珍しいですね…。
仲居記者は引き続き担当されるようですので引き続き応援しております。
日経新聞のスタートアップ面には、前職から大変お世話になりました。私がはじめて企画から作ってメディア掲載したのもスタートアップ面でした。懐かしい😭調査リリースの内容やデータ提供させてもらったり。水曜日は思い出がいっぱいです。ありがとうございました! https://t.co/A1YWvolfHZ
— ミヤモト / FinTech広報 (@miya_moto47) March 27, 2024
初めて日経に掲載いただいたのは2021年の11月24日。シリーズCの資金調達の際でした。偶然にも自身の誕生日で、ものすごく嬉しかったのを覚えてます。コーナーがなくなっても引き続きスタートアップの動向の掲載がしっかり続くことを願います。 https://t.co/y4XjtNuLkY pic.twitter.com/68KYFcxd8K
— 平原麻衣子|Arent経営企画 (@MaikoHirahara) March 27, 2024
スタートアップ広報としては水曜日を強烈に意識し、ドキドキしながら紙面を開いたこと多数。本当にお世話になりました。 https://t.co/8xqRdQxzYG
— Akiko Ogawa@VisasQ広報 (@ogawa_visasQ) March 27, 2024
日経のこれはちょっと寂しい。リンク先の記事が"「スタートアップ面」は今回で終わります。"の1行のみなのはシュールだった。 https://t.co/SsB3UIzb1d
— 松原良輔🎓 ガクシー代表 (@ryo_gaxi) March 28, 2024
— 深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) March 29, 2024
なんと。
一区切りですか。なんどか仲井さんとやり取りさせて頂きました。その節はありがとうございました。
お疲れ様でございました。 https://t.co/do6rIqaOUe— 向井涼一 (@suzuhito_mukai) March 27, 2024
日経新聞スタートアップ面ではこれまで沢山取り上げていただき感謝の気持ちでいっぱいです! https://t.co/Ha0t3mtjED
— 森 真紀|estie 広報PR (@makimori_pr) March 27, 2024
いままで大変お世話になりました😭🙇♀️ https://t.co/p6ljWrvPQZ
— 高原 千晶@Genon,Inc. (@hifumed_ct) March 28, 2024
まじですか…
残念すぎます😭😭仲井さんに記事を書いていただいた、関西や西日本のスタートアップ起業家は多いのではないのでしょうか。
仲井さんのスタートアップ魂、起業家ファーストのお気持ちにはいつも頭が上がらないと思いでした。今後も別のかたちでよろしくお願いいたします!!!🙇♂️🙇♂️ https://t.co/QGM9fYZTnk
— 久保 駿貴@ABABA CEO (@kubo_shunki) March 27, 2024
なんと、、ショックです、、! https://t.co/buY2SDccH5
— 璃子/広報@HR・教育ベンチャーIGS (@Riko_Theater) March 27, 2024