落合陽一氏率いる「ピクシーダストテクノロジーズ」、1年経たずでナスダック非上場化へ。株価は1/10でダストな株に。

昨年ナスダックに上場した落合陽一氏率いる「ピクシーダストテクノロジーズ」、非上場化するとのことです。1年2ヶ月での上場廃止は異例のスピードです。

非上場化の理由は「上場維持コストと、その他のメリットを考慮した結果、上場廃止にした方が良いから」というもの。

「いや、そんなの上場前からわかっていたのでは…?一般株主は?」
と、某アクティビストの声が聴こえてきそうな非上場の理由です。

まさにその点について、田端信太郎氏が公開した動画で強く言及していました。原稿版

確かに業績は売上9.9億円に対し、営利-22.21億円と厳しい状況が続いています。

決算を見たところ販管費に多額の資金を投じていたようです。その額、毎年18~20億円。

SEC提出の20-Fより

そして、株価はこの通り。上場時から1/10程度に減少しています。
まさに逆テンバガーとなっています。

上場時に保有していて売却した株主として、すでにファンドが2社ほど売り抜けています。
そのうち1社は政府系ファンドのINCJ、見事に売り抜けていたようです。

20-F資料より

素早い意思決定は素晴らしいですし、ファンドの出口を作ったという意味では正解なのかもしれません。一方で、落合陽一氏のネームバリューで投資した方、落合氏を応援したい気持ちで投資された個人投資家の存在も踏まえると残念な結果となりました。

なんらかの形で将来的に個人株主が救済されることを願います。
今回の廃止にあたり、ADRは普通株に変換する必要がありそうです。日本のADR保有者で普通株への転換を求める方は下記コンタクトセンターまでとのこと。

Xでのピクシーダストテクノロジーズに関する投稿

神社を作るそうです。

ピクシーダストテクノロジーズに関する辛辣な田端さんの動画は下記より。

原稿版はこちら

Xを見るだけでもピクシーダストテクノロジーズのホルダーの方が散見されます。
落合陽一氏御本人のXから非上場化、ADR転換に関するアナウンスは現時点(10月30日時点)でされていません。

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