年商1.5億円のZ世代向け企画屋『僕と私と株式会社』のビジネスモデルを仮説立ててみたら中々面白かった件。従業員45名のうち、被保険者数は3人の衝撃。

皆さんはご存知でしょうか。Z世代のマーケティング&企画会社「僕と私と株式会社」を。
何故かテレビ東京・フジテレビと連日テレビ出演をされ、新しすぎる会社経営で非常に目立っております。

こちらの企業を本日はご紹介致します。
あくまで仮説ベースですが、社員45名に対して年商1.5億円という低い数字、実はうまい仕掛けがありそうだという調査結果となりました。

年商1.5億円の社長がフジテレビの「リッチマンDATE」に登場。おしゃれすぎるデートを堪能。

話題になったのは、下記のリッチマンDATEがきっかけ。

自転車で颯爽と現れ、イケメンと美女がデートをされておりました。
こちらの社長に対して「シード期なのに、こんな番組に出て」と賛否が殺到。

皆さんすごい不思議そうな感じです。
謄本を見たところ資本金100万円で、たしかに調達はしてなさそうでした。何だこの会社?と思い、深ぼっていくと。。

「従業員数45名で年商1.5億円って大丈夫なのか..?」というツイートも。

Omochi氏が不安な指摘をされておりました。サイトには従業員45名と記載があるんですよね。
それに対して年商1.5億円。

いや、まじで..!?と思い調べてみると、、

出典:日本年金機構

ッ…!?被保険者3名で、残り42名は業務委託って事なん..!?いやー謎が多いですね。。
従業員45名で年商1.5億円ということは、一人当たり333万円の売上になります。

この333万円という数字、後から出てきますので覚えておいてくださいね。

先日放送された衝撃の「シーシャMTG」を報じたWBSのスクショにヒント。

下記がシーシャMTGのスクショです。

こちらに、「各自が会社経営をしている」と書かれています。

恐らく複業と称して業務委託スタッフを資本関係を持った関連会社を大量に立ち上げて仕事を投げているようなスタイルの気がします。
それにしても売上1.5億円は低すぎる気が…と思い、追加で調査をするために公式サイトにいくと続々と面白い情報が発見されました。

松村淳平氏の「会社は学校じゃねぇんだよ」の衝撃的なブログから早8年、Z世代にとって会社は学校に..!?

シーシャ吸いながら会議、ゆるすぎる風景を見ると「大学のサークルっぽいな」と感じました。実際に僕と私と株式会社のサイトでは、サイトローディング時に「学校」が映し出されます。

Z世代にとって会社は学校になったのかーと思って見ていたのですが、

さらに、サイトを深掘って眺めていたところ「あること」に気づいたので次の章では仮説ベースで「僕と私と株式会社の秀逸なビジネスモデル」をご紹介致します。
この今瀧社長ですが、もしかしたらめちゃくちゃ策士的なモデルで経営されているのかもしれません。。。

[仮説] 僕と私と株式会社の実態は「Z世代特化マーケ」というTopicで話題を集め、案件を各委託スタッフに投げるビジネスモデルか。

※本章での使用画像は全て僕と私と株式会社公式サイトよりスクリーンショットでの引用となります。

いやー面白い会社があるなと思い、色々見ていたところ、あることに気づきました。
下記のWORKSページに記載があった企画案件の予算目安は「300万円」という記述です。

こちらの黄色でくくっている箇所の最低予算は300万円という数字、どこかで見覚えがないでしょうか?
そうです..年商1.5億円を45名で割った数字に近いんですよね。こちらに消費税を加えるとしっかり333万円になります。

さらに公開されていたクライアント社数を見ると、

50社という記載がありますね。50×300万=1.5億円。
しっかり一致します。これは面白いなと思い、求人を見てみると..

線を引いている箇所を見てほしいのですが、、広告代理店の経験を2年以上求めています。
Z世代の会社なのに経験者を求めるのはなんだろうと考えると、恐らくクライアントワークを丸っと投げれる即戦力を求めてるんですよね。

メンバー一覧も公開されていたので見てみると、専門性が強調されていました。

各スタッフ名の下にかいている「#チョメチョメの天才」は、つまりクライアントワークの内容を一部示していると思われます。
ここから導き出したSuanなりの仮説がこちらの図解です。

「僕と私と株式会社」ビジネスモデル仮説

というように、マスメディアでのパブリシティを狙うために、あえてトリッキーな施策を「Z世代」と併せて謳い、Z世代に訴求したいクライアントからの企画依頼を業務委託社員に投げていくという運営モデルではないか、という仮説です。

これであれば被保険者3名や、低い一人当たり売上高、経験者を採用する理由もロジックが通ります。
#こちらはSuanの仮説になりますので、今瀧社長、もし間違いがあったらご連絡頂けると幸いです。

実際にこのモデルなら「今瀧社長」は中々の策士か。

いやーあくまで仮説ですが、雇用リスクを抑え、あえてトリッキーな施策やメディア露出を増やし、クライアントワークをインハウスで獲得していくのはやろうと思っても出来ないなと感じました。

年商1.5億円(笑)という感じではなく、このモデルであれば普通に高利益率そうな気がしますね…そして、この構造なら業務委託の方々も搾取されるというような構造ではなく、あくまで副業として関わっている方も多そうです。

あえて賛否を生むような目立ち方をしてクライアントワークを取る、、Z世代のまさに企画屋、策士な感じがします。
Twitterで賛否で燃えているのも、逆にZ世代の経営はこういうトリッキーなものなんだぜ、企画してやるよという広告と考えている可能性すらありますね。

色々自社プロダクトもされているようですので、クライアントワークで得た利益でこちらも当てていけるとより面白くなりそうですね。いやーー、椎木里佳さんの枠、取られちゃった感じしますね。

変な会社だなぁと思ってSuanも見ていたのですが、調べるとこりゃ一本取られたな,,という気持ちになりました。
パブリシティってやろうと思ってできるものじゃないですからね…凄いです。

ただ、大手だと基本的に再委託禁止のクライアントも多い気はするので、契約書どうなってるのかとかは気になりました。
どういう感じなんだろう。。

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