評価額263億円、SHOWROOMも採用停止か。当期純損失12億円、うち5.5億円が秋元康弟の会社への支払いだった。

数年前に『メモの魔力』という書籍を発売し、メディア露出をいっきに増やした前田裕二氏率いるスタートアップ「SHOWROOM」、いま赤字幅の拡大、採用停止に直面しているようです。

INITIALによると評価額は263億円となっており、かなりの評価額となっております。

引用:INITIAL

10X、atama plus、キャディと続き、相次ぐ急成長スタートアップの採用停止、今回はSHOWROOMに迫ります。

SHOWROOM、23年3月期決算は12.3億円の純損失。そのうち5.5億円は秋元康氏弟の法人への支払い。

こちらがSHOWROOMの決算内容です。23年3月期決算は12.3億円の純損失となっております。純資産が残り9億円程度なので、今期も同様のバーンレートでいけば債務超過になる可能性がありそうです。

さらに見ていくと、関係会社への支払いが載っておりました。Y&N Brothersという会社に5.5億円支払っているようです。DeNAにもインフラ費用として5.5億円支払っています。

このY&N Brothersについて調べてみたところ、どうやら秋元康さんの弟さんの会社のようです。レベニューシェアでの支払い手数料で5.5億円とのことですが、どの程度の料率なのか気になりますね…。

引用:Google検索

ちなみに前田裕二さん名義の株式保有は1.86%程度となっており、2.8億円の債務保証に入っていることも公開されていました。

株式の保有比率が低いのは資産管理会社など経由で保有しているからという可能性はありそうです。

採用特設サイトを構築するも、現在は採用を停止中。人員は減少中。

そして、調べたところ「SHOWROOM」も採用を抑制しているようです。エンジニア採用ページから、応募ページに飛ぶと募集中の求人は0件となっておりました。

続いて、現在の社員数と過去公表していた社員数を比較すると、122名から89名に減っており、社員数も減少しているようです。

過去メディア露出が多すぎるのでは、とも界隈では指摘されていた前田氏、今後の黒字転換に期待されています。

著書「メモの魔力」では秋元康さんと近づくために、秋元康さん関連本を読み漁ったと記述されておりました。結果的にかなり強い繋がりになっているようですね。

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