「1塁打」を狙う日本のVCに意味あるのか問題、各方面からのコメントが出揃う。VC、スタートアップ、匿名界隈のコメントをまとめてみた

本記事はX投稿が埋め込みが多めとなっており、読み込みに時間がかかります。

74.6億円を海外投資家から調達した「ダイニー」、先日投稿されたCEOの山田氏によるnoteが凄まじい勢いで拡散しました。公開から3日で2,436いいね、697RTとなっています。(2024/09/29時点)

「1塁打」を狙う日本のVCに存在価値はあるのだろうか?と題されたnote。

引用:X

はてなブックマークなどでも話題となっており、あらゆるコメントが来ているようです。

当然Xでも賛否の声はあったので、諸々の反応をまとめました。

newmo代表の青柳直樹氏「日本のVCを一括りにして揶揄する必要性は?」から意見交換に

「1塁打」投稿に対して、かなり早い段階でnewmo代表の青柳直樹氏が反応されておりました。

こちらについてダイニー山田CEOからリプライは見られなかったものの、2日後の朝に当事者同士で意見交換をされていたようです。(お互い動きが早すぎますね…。)

そこでの議論は明かされないものの、青柳氏が一塁打の意味に納得された形で着地したようです。

そして、その後何度か主張されている「参加型優先株の廃止」についてホームランという表現を取り入れた投稿をされています。

ここから改めて参加型条項の話に発展していくのですが、そのあたりは改めて下記の記事にまとめましたのでご覧ください。

関連記事:スタートアップファイナンスの重鎮が「参加型」の優先株を推奨している事が判明。海外では”汚い経済条件”とも言われている条項。

「ホームランnote」に関するVCさんたちからの反応

「1塁打を狙うVCに存在する意味があるのか」とまで強い表現で指摘された国内VC界隈。
肯定的な捉え方をしている方が多いようでした。

ダイニーの既存株主さんたちはかなり肯定的なスタンス。いいですね。

前回ラウンドでリードを務めたGCPさん。三島イズムを大事にすることを表明。

既存株主のANRIさん、もっと頑張るわいという気持ちを表明。

CoralのJamesさん、熱いメッセージ。

他VCさんたちも肯定的な意見が多めでした。

続いてスタートアップ経営者さんたちの投稿をみていきます。

スタートアップ幹部の方々からの反応

スタートアップ経営者さんたちも肯定的な方が多くいたようです。

同じく海外投資家から70億円をファイナンスしたログレス布川さんのポスト。かなり長めに実体験を元に述べられているのでぜひ。

dely堀江さん、ダイニーの使用感も述べられています。

グノシー木村さんのコメント。

SmartHR 宮田さん、鶏卵という指摘。これはまさに。

FABRIC森さん、煽られつつも好きなnoteだったとコメント。

newmo松本さん、ご本人も飲食業界DXに取り組まれていたので大尊敬とのコメント。

令和トラベル篠塚さん、改めてホームランを目指すことを表明。

田端さん、他人依存が多いと指摘。これもまさに。

ダイニー山田CEOと旧知の中のオーサワ氏のコメント。
newmo青柳氏の投稿に対して「あのnoteは愛ではないか」という指摘をされていました。まさにこの通りの印象があるnoteでした。

スタートアップ経営でよくある過ちが「いきなり、フルスイングしてしまう」というもの。
このあたりはダイニーさんの事業の立ち上げ方に関する投稿を見ていると理解されてそうなんですよね。
ダイニーでは本開発着手前に、なるべく開発せずにニーズを検証するという事業の作り方をしている。

なので、今回の記事はスタートアップ経営者に対して「単打狙いで小さくやってるなよ!」と言う指摘よりも、国内VCに対して優先株などでリスクを踏まない・協調的な動きが多い国内VCに対して憂う・発奮を狙った記事のように思えます。

タイトルもVCへの指摘ですしね。

成田修造さんは尖った視点で投稿、なぜか絡まれて場外レスバに発展。

成田修造さんは尖った視点で投稿、その後なぜが謎の人物からしつこく絡まれてしまっておりました。

軽めの場外レスバに発展しています。

スタートアップ匿名界隈、スモビジ界隈からの反応

スタートアップ匿名界隈からの反応は下記の通り。

ぶりさしさん、零細オジの観点を解説。

スタアプさん、進塁打も大切という指摘。

らんぶるさんのコメント。

ダイニーの中の人たちの投稿。ダイニー広報も覚悟の上でのnoteだった。

最後にダイニーの中の人たちの投稿を見ていきましょう。
広報さんも覚悟の上で、GOサインを出されたようです。

ダイニーCTOさん、思ったことを切実にかかれているとのこと。

山田の熱が伝染していると、HRのすわさん。

賛否はあったものの、国内スタートアップ界隈に対して良い刺激となったnoteだったのは間違いなさそうです。

話題となったnote内では誕生日を迎えるたびに泣いていると告白したダイニーの山田CEO、笑って迎えられる日が来るのか。
※アレクサンドロス大王と比較し、自分の不甲斐なさに泣いていると話題のnote内で明かしている。

今後、ダイニー社の取り組みについては下記noteで発信されていくそうです。ぜひご注目ください。

【追記】9/30 7:00頃、ダイニー山田CEOより「調達に使用したPitchDeck」が公開されました。

おまけ:ダイニーCTOさんの書いた「競合への向き合い方」noteもかなり良かったのでおすすめです。

関連記事:スタートアップファイナンスの重鎮が「参加型」の優先株を推奨している事が判明。海外では”汚い経済条件”とも言われている条項。

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