ミクシィのラブグラフ買収金額は65.6億円!?NewsPicks運営のUZABASEが発表。しかし、実際の買収金額とは50億円以上の乖離か。

毎度、業界内で話題になるNewsPicks運営UZABASEさんが発表するスタートアップレポート。

こちらに毎回、被買収企業の推定買収金額が記載されているのですが、今回注目だったのが、ラブグラフ社です。
ダントツで大きい買収金額で、なんと65.6億円(※推定)でミクシィに買収されたとのこと。

2022年上半期 Japan Startup Finance 34Pより引用。注釈にて推測を含むと記載が有り

こちらの金額が衝撃だったので、実際に正しい数字だったのかミクシィのIRから調査致しました。
すると明らかになったのが実際の買収金額との大きすぎる乖離(50億円以上)。UZABASEがどのように推定したのかも含め検証していきます。

ラブグラフの評価額は65.6億円?ミクシィの有報から判断すると○○億円。

上場企業の場合、買収金額が非開示であっても有報の取得による企業統合という箇所にのれんなど含め開示をする必要があります。

今回ミクシイの有価証券報告書からラブグラフ社の買収金額を探してみました。
こちらが該当箇所のスクリーンショットになります。

いや….UZABASEさん….全然数字が違うがな….
発表されていた金額からすると、なんとINITIAL推定額から57億円も違います。
続いて、最終ラウンドの推定評価額などを推定に使われたUZABASEさんのINITIALで見てみましょう。

ラブグラフはダウンラウンドでの買収の可能性。買収前評価額12.6億円に対し、買収額は8.2億円か

ラブグラフですが、買収前の最終評価額は12.6億円だったようです。

引用:INITIAL

む、、これはダウンラウンドでは…?と思い、図解化してみました。
評価額3.9億円のダウン、35%も下落していました。

思ったより大きなダウンラウンド。

いやー、資金調達にも積極的で、下記のVCや個人投資家から出資を受けられており、非常に好印象の企業でした。通常ダウンラウンドは好まれないものですが、Suanではさらに深掘って見ていきます。

ラブグラフ投資家の一覧:株式会社ミクシィ / AGキャピタル株式会社 / 朝日メディアラボベンチャーズ株式会社 / 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ / STRIVE株式会社 / 佐藤 裕介 / 千葉 功太郎 / 塩田 元規 / 古川 健介 / 石倉 壱彦

ダウンラウンドでもVCは優先分配で御の字EXITか。

いわゆる優先分配条項が含まれている事が多く、登記簿にもその文字がありそうでした。★すみません、現在調査中です。LINE@にて配信予定。

優先分配が1倍であれば、1億円で出資した場合、1億円分をまるっと差し引いて出資比率に応じて分配が貰えます。良い仕組みですよね。

ダウンラウンドでも全員Happyなケースもあれば、過去の悲しみを乗り越えるケースもある。

ラブグラフさんに関しても過去にはてブで300以上ブクマされホットに入った記事があるので、魚拓でご紹介します。

記事の魚拓はこちらから

スタートアップあるある、、かなりの葛藤の記録がここにはありました。
創業メンバーのエンジニアとして関西から上京までしたが評価されず、、という内容が書かれています。
退職後は別のスタートアップでご活躍されているようですね。

最後に:なぜ、INITIALの編集部は買収金額を5倍以上も大きく見誤ったか?

いやー、定評あるスタートアップレポートだっただけに、ここまで数字が大きく乖離したのが不思議でした。
登記簿を見たところ、見誤るポイントがいくつかありそうでしたが、、評価額は確定事項なので推定ではなく確定値として白書に載せてほしかったなーという印象です。50億円は乖離ありすぎる…

以上、ラブグラフの買収についてのレポートでした。
今回情報整理で使用したラブグラフさんの登記簿謄本ですが、下記ラインにて無料配布予定です。
Suan公式ライン
※代表者情報など個人情報は伏せております。

優先分配の項目など、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。VCのアソシエイトの方におすすめです。
ではでは

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