個人アクティビスト「田端信太郎」シリーズ、開幕。初期ターゲットはGMOとメルカリ、株担保とヘリ燃料について議論を巻き起こす。

元ZOZO、LINE執行役員の田端さんによる「個人アクティビスト」シリーズが開始したようです。
個人アクティビストになるとのことで、実際に株式を取得し、上場企業に対して提言していくようです。

既にメルカリは3500万円分の株を保有、GMOも1000株を保有しているとのこと。
今までにないポジション取り、動画もかなり再生されており注目が集まっています。

ターゲット1.GMOインターネットグループ(9499)、ヘリ燃料の疑義について指摘

GMOについては個人所有の会社と法人の取引が利益相反しているのではないかと指摘。

コレに対してヘリの燃料だけを熊谷さんは負担していると主張されています。

個別説明が必要になりそうな取引は避けておくのがベターだと改めて感じますね…。
しっかり日曜日でもリプライしている熊谷さんは流石です。1000株の株主として引き続き田端氏から提言していくとのこと。

続いてメルカリです。こちらはかなり詳細に調べられており驚きました。

ターゲット2.メルカリ(4385)、株担保への指定と海外展開撤退を提案

メルカリについては「メルカリを救いたい」と称した動画を公開。
山田進太郎氏の株担保についての指摘と海外展開撤退を提案されております。

株担保についてはかなり詳細に指摘しており、追加の担保は追証ではないかと強い指摘。
この視点を持てる人、そこまで多くないので流石の指摘ですね。時系列から想定融資額なども推定されています。

一方で株担保しないと創業者持ち株の現金化が難しいのも事実で、上場経営者からすると賛否がありそうな印象もあります。
続いての指摘はUS撤退と株主の配当については儲かってないから撤退しろとのこと。

決算説明資料を見ると、確かにUS事業は赤字を掘っています。
一方で年商で見ると既に既に400~500億円規模にまで成長しているのがUS事業、国内の1/3程度にまで成長しています。

2Q単体でみてもUSのみで100億円を超えています。日本のスタートアップでこの規模まで伸ばしてるのは正直すごいですね。

メルカリのUS事業、外貨を稼げる数少ないスタートアップになれるチャンスがあるので、もう少し様子を見ても良い印象です。
Amazonも創業からかなり長い期間、赤字を掘っていて、株主からも強い言葉を浴びせられていました。掘った先に、圧倒的な独占が存在するのも事実。

数少ない海外展開の成功ケースになりえる存在として、メルカリのUS事業には期待しているので引き続き頑張ってほしいですね。

田端さんのアクティブスト運動、指摘の付き方も面白いので、みなさんもぜひチェックしてみてください。普通に知り合いも多そうなのに、ガンガンと動画&リプライで攻めていくスタイル、まさにアクティビスト…。

メルカリの動画は下記より。

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