先日投稿したバフェットコードによる著作権侵害運用に関する記事、多くの反響を頂きました。
【過去記事】著作権侵害を繰り返す「バフェットコード」、悪質な手法を複数の学生に指南か。1年前のあの事件にも強く関与していた。
今回、追加調査し「違法性のある投稿件数」を把握する事ができました。
そして見えてきたのは、バフェットコードギルドの異常な監視体制と法令軽視の運用スタイルでした。
バフェットコードギルド、累計で900件以上の著作権侵害か
下記に著作権侵害の恐れのある投稿をまとめてみました。
異様なのはryuji_startupと名乗るアカウントの侵害疑義件数です。
なんと、2022年・2023年の2年間のみで500件以上の書籍スクショのツイートしています。
なお、バフェットコードについて取り上げる以前から既にSuanはブロックされていました。
彼が1万人フォロワーを達成するまでと称したnoteを投稿していたので一部紹介させて頂きます。
フォロワー1万人になるまでの過程と、その過程で得た学びを振り返り、note書きました。
バフェットコードさん主催、学生インフルエンサーPJの具体がわかる内容になってます。
今後に活きる多くのことを学んだPJ。PJの7期生を募集してますので、是非!@ryuji_startup #notehttps://t.co/VdhLibFl4P
— 井口隆二|勝ち筋分析 (@ryuji_startup) June 25, 2023
彼のnoteから明らかになったのは、異様とも言えるバフェットコードギルドの監視体制。
そして、「大人」が著作権侵害ありきの投稿を容認している実態でした。
異様な「バフェットコードギルド」の実態。著作権侵害をバフェットコード自体が指南か
井口さんのnoteから見えてきたのは、異様な監視体制と運用指南でした。
まず、書籍スクショをツイートしろという旨を指南していた一文が記載されていました。
これ以降、井口さんは書籍を読んでツイートするという行為を実際に行っています。
さらに、バフェットコードギルドでは、Slackでリアルタイムにツイートが監視される状況もあったようです。
驚いたことに週次定例もあり、目標が未達だと強くバフェットコードから非難されるという状況だったようです。なぜここまでサポートをするのでしょうか…。
著作権侵害のツイートでフォロワー増やすような取り組みに対し、叱咤されるような異様な「バフェットコードギルド」という環境。一方で、本質的にやっていることは「ファスト映画」と変わらないんですよね。
「ファスト経済誌」は合法か?「ファスト映画」に見る無断転載の違法性
数年前、ファスト映画と呼ばれる映画を一部切り抜き紹介するYoutubeチャンネルが流行しました。もちろん著作権侵害で逮捕者も複数名でています。
これらのファスト映画運用者の中には、合法だと主張している者もいましたが、最終的には逮捕に至っています。
この一連の「ファスト映画」と、バフェットコードギルドが行っていることは本質的には同じもの。言わば著作権を軽視した「ファスト経済誌」のような行為であり、許諾を取っていなければ著作権侵害行為にあたります。
バフェット・コードなどの「ファスト経済誌」系アカウント、構造自体は逮捕者も出た「ファスト映画」とほぼ同じなんですよね。
今までは自社サービスへの誘引などの間接収益を狙ったアカウントが多かったですが、Xで収益化が可能になったことで、今後増加していくでしょう。 pic.twitter.com/SMaVuuodKf
— SUAN / スタートアップメディア🎈 (@suan_news) August 14, 2023
このような違法リスクの高い手法を「バフェットコードという法人・大人たちが学生に助言する」ような行為については、一度立ち止まる必要があるのではないでしょうか。