【速報】クラシルマートもサービス開始3ヶ月で終了。時系列とともに振り返ってみた

なんと、先日配信したクイックゲットの突然の終了に続いて、なんとdely大竹氏(創業者/執行役員)肝入り事業のクラシルマートも終了とのこと。
こちらも7月21日からサービス開始で10月28日終了なので、3ヶ月ほどでの終了になります。

サービス終了はアプリ内でしっぽりとリリース。10月28日に終了するとのこと

かなり気合の入れた広報を打たれていたのと、delyの創業期と近いサービスだっただけに非常に残念です。
ぴったり3ヶ月での終了なので継続判断となるKPIに未達が原因とかなのでしょうか。

時系列で追っていきます。

「クラシルマート」がサービス開始3ヶ月で終了。元CTO肝入りの事業だった

サービス終了ですが、利用者にのみしれっと告知されていたので存じ上げない方も多いと思います。
クラシルスーパーマーケット宣言をされており、レシピ提案から購入までワンストップで提供するという構想がありました。

便利な時代になったなと思っていたのですが、サービス終了とのこと。
こちらがサービス終了のリリースになります。アプリ内での告知のみであくまで利用者のみへの告知のようです。

クラシルのユーザー向けNotionでの告知だった

ちなみに利用者向けのNotionでは利用停止の理由などもしっかり説明されておりました。
クイックゲットも何故終了したのか説明聴いてみたいですね。。

Q&A形式で終了の流れを説明されております。終了理由は「お客様に満足のいく状態でのサービス継続が困難」とのこと。

時系列でまとめてみるとクラシルマートの推移はこのような感じでした。

12日に終了のお知らせで、2週間後にクローズ。クイックゲットは4日後からサービス終了というアナウンスだった。

ちなみに色んな経済メディアへのインタビューも並行して受けれられており5~6社くらいインタビュー受けられていたのではないでしょうか。大胆に、売上目標まで開示されておりました。

3年で120億円の目標だったが、3ヶ月経たずでクローズとなった

当初は3年で120億円の目標を掲げられていましたが、やはりダークストア事業は難しいようです..。

事業立ち上げ時にこのように各経済雑誌への広報の動きをされる経営者の方は多いのですが、ビジネス視点で言うとデメリットも多いのが実情です。

事業立ち上げ時にノイズユーザーが紛れ込んでしまい、正しいKPIの測定が出来なかったり、競合企業の参入を誘引するきっかけになります。
また採用目的だとしても、当該事業を目的とした求職者が増えるので、そこまでメリットがなかったりもします。

今回のは恐らくクラシルとしてダークストア事業をやるので、各メーカーさん協力してください!という意味合いでの広報戦略だったと思いますが、3ヶ月でクローズしてしまうとなると「ほらみろ、スタートアップってそうやってすぐ辞めちゃうんだよね」という負の前例になってしまうのも事実。

新規事業はステルスで小さく、絶対に身内は巻き込まず、検証するのが成功の鍵かもしれません。

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